こんにちは。日本画家の佐久間友香です。
パラボリカ・ビスでの個展2日目です。
今回は内田百間著「サラサーテの盤」について…
「夜想」の編集長におすすめされて読んだもので、物語のドローイングシリーズを制作するきっかけになった物語です。
ー「睡蓮って晩になると光りますのね」と云った。
「露が光るのかと思っていましたけれど、そうではありませんわ。
花びらが光るんですわ。ぎらぎらした様な色で」
夫に先立たれた妻おふさの、この台詞が印象的です。
会場ではドローイング作品とともにもとになった物語の部分の引用も展示しています。
物語を知らない方でもこちらに目を通していただければ楽しんでいただけるのではないでしょうか。
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